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実績紹介

研修

山口県庁データアカデミー(サービス立案型)2022

2022年度山口データアカデミを行いました。

この研修は、一般財団法人山口県デジタル技術進行財団から請け負った、総務省「地方公共団体におけるデータ利活用ガイドブックVer2.0」に掲載されているデータアカデミー型研修(サービス立案型データアカデミー)データアカデミー(サービス立案型)の事業となっています。

研修の目的

データ利活用の重要性を理解し、データを活用した政策立案能力等の向上を図るため、自治体職員を対象としたアクティブラーニング型の研修を開催し、データをもとに地域の現状を正しく理解する「データ駆動」と、県民目線で潜在ニーズを発見して新サービスの未来像を描く「デザイン思考」とを組み合わせた、データに基づく課題解決ノウハウを受講生が習得することが目的となります。

プログラム

山口県内の市町が実際に直面している行せ課題をテーマとして剪定し、本業務にて得られた課題解決策の知見をそのまま意思決定の判断材料とします。
研修はオンラインと現地の両方で行われ、研修生はどちらで参加をするか選択することができます。
同じ県内でも車で2時間以上かかる地域もあり、研修に参加したくてもできない自治体を減らすべくオンラインでのグループ通話やワークシートの共同編集を行います。

研修プログラムは1回3時間で全5回
各自治体がミックスされたチーム編成となり全5グループで実施しました。
各グループのテーマは山口県と協議の上で参加希望者から業務課題を提出してもらい、下記3つに集約を行いました。
「住民への問い合わせ」
「庁内情報・ノウハウ共有」
「業務標準化」

第1回 現状と課題の明確化

現状の行政サービスで何が困っているのかを具体的にします。単に、遅い、大変ではなく、どこでそれが起こっているのか、なぜなのかを確認します。

第2回 現状とあるべき姿の明確化

あるべき姿を具体化していきます。もし、それができた時にはどのような効果があるのかを確認していきます。今回は業務フロー講座を含めることで業務の形を明確にするフェーズを取り入れまいた。

第3回 活用対象データ確認/データ利用方法検討

現在利用しているデータや帳票を使いながら、現行のどの部分で何のデータを使っているのか、今後新しい仕組みでは、どのタイミングでデータが発生し、更新し、読み込まれ、削除されるのかを明確にし、あるべき姿のサービスとフローを明確にします。今回は、プロトタイプを作るための業務フローやデータ要件を特に集中して対応しています。

第4回 プロトタイピング実証

今まで検討してきた仕様とデータの流れの中を、QGIS、LINE Bot、GAS、Google フォームを用いたプロトタイプとして実装し、実際に触りながら機能やデータが足りているか、流れが実際にはおかしくないかを検討します。このフェーズを得ることで、無駄な開発や必要機能の不足を防ぎます。

第5回 費用対効果

施策立案の結果を、費用と効果に分けて確認し、有効の行政サービスになるか、どのような組み合わせであれば費用対効果ができるかを考え、指標を作成する。

最終報告会

研修内容の成果発表としてグループで検討した業務内容や、プロトタイプを使ってみてどう自分の業務に活かせるかなどの知見を発表しました。

グラレコ講座

思考を見える化する技術を高め、日常業務のさまざまなシーンで役立つスキル習得を支援することを目的に、データアカデミーとは別枠で「グラフィックレコーディング講座」を実施しました。
グラフィックレコーディング講座では研修生以外の受講希望者も参加しています。

データアカデミーそれから

サービス立案型も当初とはだいぶ変わってきました。今までの知見とフィードバックを踏まえた上で、Digital Prodact Prototype研修としてまとめ直そうと思います。ユーザーリサーチやプロトタイプをしながらプロダクト(製品やサービス)を検討するのがこの研修の特徴となるでしょう。もちろんFigmaなどのデザインツールも活用しながらのプロトタイプや、実際にGASやDialogFlowなども利用した触れるプトとタイプを使って進めていきます。これからは、自分たちの業務を自分たちで作れる職員が重要になります。その力をつける研修となるでしょう。

ここで、データアカデミーはここで2つに分岐します。
・データを利活用した施策・政策立案は
Vision and Policy Making Methodology
・自分の業務をプロダクトとしてデータも活用し考えて作り上げる
Digital Prodact Prototype研修。

そして、マインドチェンジに重点を置いた変革のプログラムとの併用、変革PJを通じた業務改革提案を研修の中で覚える
・マインドチェンジを通じたDX・BPR
自治体変革PJ-DX。

常に、変化とそれに向かって動ける人材を育てることで地域に価値を還元する。それが、シビックテック・ラボのめざす研修です。楽しいだけでは成長しない。厳しく頭悩ませることもあるでしょう、そして身に付くのです。

 

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