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実績紹介

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藤沢市DX人材育成研修

2021年度シビックテック・ラボでは藤沢市DX研修を行いました。

●藤沢市のこの研修を通しての目標

藤沢市DX人材育成研修は3つの目標とゴールを設定して進められました。
目標1「実際の課題を利用したスキルとマインドの両面に対応する」
ゴール1→サービスデザインと行動変容を伴う業務デザインで業務再構築を実現する
目標2「自らのプロジェクトとして推進できる」
ゴール2→データかデジタル化DXを強く意識して最終的な形を考えながら各年度の目標を定めた提案ができる
目標3「庁内の変革の機運を高める」
ゴール3→次年度の施策への組み込み庁内の後方を含めて研修の成果としてDXの周知が広まる

●研修のメンバー構成

シビックテック・ラボ:市川博之、市川希美
Yumake合同会社:佐藤拓也
徳永美沙

●研修のテーマ

研修は藤沢市として取り組みたい課題を検討する指定課題1つと、公募して研修志願して参加した4つのチームに分かれ、それぞれのチームごとに別の課題解決を取り扱います。
公募チームは研修に志願する際に、業務改革したい課題を提出し類似業務でチームを集約している。

指定課題チーム
・公園・道路の通報から修理作業報告について
公募チーム
・庁内の照会、コミュニケーションについて
・市民からの意見、相談について
・介護保険申請手続き方法について
・消防署の防火申請について

●各研修について

 研修自体は全5回となっているが、全体研修1回、報告会1回が加わり全7回で構成されている。講師が現場に赴いくリアル型とオンライン型を状況を見て切り替えており、オンライン型ではワークシートを全てgoogleスライドを利用することでグループ全員の同時編集と講師側でワークの進捗状況が把握できるようにしている。

研修参加者とのコミュニケーション
 研修参加者は正職員だけでなく、任期付会計年度職員も応募可能で、さまざまな課がミックスされてグループを組んでいます。
初めて顔を合わせる参加者もおり業務状況も理解する必要がある為、研修外でもLINEWorksを使い、チーム同士でのコミュニケーションや宿題の進行、講師への質問なども行っています。
それによって話しやすい(相談しやすい)雰囲気作りや、多忙な職員さんでも非同期で研修の状況を把握することが可能でした。

全体研修
オンラインで全職員向けに配信。
・副市長からのDX人材育成に関してのメッセージ
・市川博之からDXとは何か、DXの必要性に関しての講義
・藤沢市とゆかりのある方々とのパネルディスカッション
慶応義塾大学 中澤教授
LINE 文月涼さん
藤沢市デジタル推進室 福田室長
上記の内容を動画で見てもらい、研修参加者を募集。
詳細はこちらhttps://civictech-lab.jp/archives/works/fushisawashi-dx-1

第1回 サービスデザインを使い、あるべき姿を考える

業務の課題を解決するにあたり、あるべき姿はどんな形なのか?
デザイン思考を使って考えることで、ユーザー目線を取り入れ問題の再定義をすることで課題解決のアイデアを出し、
最初に考えていたものより本質に近づいたあるべき姿を見つけ出します。

第2回 業務フローの作成と効果算出

業務プロセスの改革を行うため、現在の業務フロートあるべき姿の業務フローを作成しその差分から
定量的、定性的な効果算出を概算で出すことでやろうとしてる事にどれぐらいの価値があるのか?を判断します。


第3回 あるべき姿のブラッシュアップとQoSの向上

あえて否定的なレビューを入れることで凝り固まった考えを変化させ、レビュー内容に対してどのように対策を打つか考えます。
他ステークホルダーにとっても、価値のあるアイデアにブラッシュアップをしていきます。

第4回 マインドチェンジ

上役へのレビューを想像したプレゼン会でコンセプトやQoSの観点などを取り入れ、
プロジェクトのロードマップを作成することで短期的な業務改善にとどまっている考えを変化させ、視野を拡大させていきます。

第5回 要求定義をまとめる

プロジェクトとして成立させるための計画のブラッシュアップと、続けていくための体制図を描き自分ごとのプロジェクトにして
要求定義としロードマップと合わせたシステムの拡大方法も考えていきます。

報告会&サンセットミーティング

報告会ではこれまで研修で検討してきた業務課題を提案書として仕上げ、和田副市長、宮原部長、佐藤室長の3人の前でプレゼンを行いました。
プレゼン後にはサンセットミーティングという形で、研修の内容の振り返りやその中で自分達がどのように変化してきたかを言語化することで学んだ内容を落とし込んでいきました。
振り返りでは実務に落とすための課題が見つかった一方で、DXマインドの変化を実感できたという声も多く上がりました。

 

 

自治体DX変革プロジェクト

シビックテック・ラボでは上記のような「自治体DX変革プロジェクト」として、DX時代に対応できる考え方とマインドを持った人材の育成研修を行っています。
研修をご希望の自治体の方はお問い合わせください。
https://civictech-lab.jp/問合せ

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