三重県伊勢市 DX/BPR研修
2020年5月、三重県伊勢市の職員向けにDX*やBPR*に関する研修を行いました。
※DX(デジタルトランスフォーメーション)
デジタル技術による革新的な業務変革
※BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)
企業の目標を達成するために、企業活動や組織構造、業務フローを再構築すること
今回の研修の目的は、研修参加者が「マインド」「スキル」の両面で力をつけ活用に踏み出せる状態になること。
実成果に向けて、今日から自分たちで走り出すことができるよう、研修を設計・実行させていただきました。
具体的な研修の内容
事前に、自部門の課題をまとめる課題を行っていただいたうえで、研修は午前・午後に分けて開催。
午前には主に、「DX/BPRに対する価値観のアップデート」を行い、
午後にはグループワークにて「DX/BPRのプロトタイプを作成」することころまでを、
研修内で行いました。
午前:DX/BPRに対する価値観のアップデート
午前に行った全体の流れとしては、こちら
今起きているデジタルの変革についての解説
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目標・問題・課題の明確化の方法を解説
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現状の分析・業務フロー作成方法の解説
まずは世間に蔓延している間違ったDX感の払拭を行い、本来DXとはどういうもので、どういった価値を生むものなのかを理解していただきました。
そのうえで、目標や問題を明確化するための方法や、本来のDXをする上でのマインドセットと、やり方の解説を行いました。
午後:グループワーク「DX/BPRのプロトタイプを作成」
午後は基本的にグループワークで進めていきます。全体の流れはこちら
業務フローを作成し、現状の分析
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DX/BPRのポイント解説
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あるべき姿の分析
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DX/BPRに向けた、費用対効果と指標のある具体的な提案を作成し、グループごとに発表
まずは、普段行っている業務を、業務フロー化(図にして見える化)し、現状の問題点を分析。
現状の問題点が分かれば、本来どうあるべきなのかが見えるようになります。それが見えたうえで、新たな業務のシナリオを考えます。
最後には、かかる工数や、改善したことにより生まれる価値まで想定した、DX/BPRのプロトタイプをグループごとに作成・発表しました。
まとめ
研修の内容説明からも分かるように、「なぜそうすべきか」「なぜその方法が有効なのか」の裏どりができていて、かかる工数や実際に生まれる価値まで想定したかなり具体的な提案を作るグループワークを、今回行いました。
皆さんとても熱心にディスカッションされていたのも印象的で、DXの有用なスキルやマインドを手に入れただけでなく、
根本から価値観を変えて、イチから自分で考えた提案をする機会を作れたこと自体が、今後の伊勢市のDX/BPRに向けたとても価値のある時間だったのではないかと感じました。
これを機にデジタル化の一歩を踏み出し、伊勢市がより活発で素敵な街になっていって欲しいと感じました。
シビックテックラボでは今回のように、地域やプロジェクトを、戦略的に考え実成果を掴むための手助けをさせていただいております。
「プロジェクトの効果を更に高めたい!」「地域の活性化を具体的にどうやって行けば良いかわからない、、」「効果を最大限に引き出すサービスを一緒に考えてほしい!」
などの悩みやご希望がありましたらお気軽にご相談ください。