北海道室蘭市にてLINEBot研修を行いました。
2019年4月、シビックテック・ラボが北海道室蘭市を訪問、LINEBotを活用した諸課題の解決を主な目的とした研修を行いました。
LINEBot研修には「すその方式」という静岡県裾野市生まれのLINEBot開発ノウハウを使用し、レクチャーを行いました。
「すその方式」とは?
「すその方式」とは、2019年の1月~4月にかけて当社代表の市川が支援を行いながら、静岡県裾野市と市民の方々が共同で開発したLINEBot開発のノウハウを、オープンデータとして他の自治体でも活用できるようにしたもの。
開発方法を公開しても良いという裾野市の方々のおかげで、沢山の自治体に「すその方式」が広がり、
各自治体の様々な課題解決にLINEBotが活用され始めています!
「すその方式」を活用しLINEBot開発を行った事例
・静岡県裾野市
・北海道名寄市
・茨木県笠間市
・富山県黒部市社協
・北海道室蘭市
そんな静岡県裾野市で開発したLINEBotが好評だったことから、「室蘭でもLINEBotを作りたい!」とのお声がけをいただき、北海道室蘭市の訪問が決定しました!
北海道室蘭市でのLINEBot研修の内容
LINEBot研修は、市の職員の方々に向けて開催。
具体的な研修内容としては、
「すその方式」やLINEBot開発の技術的な部分の伝授はもちろん、「そもそもなぜLINEBotを作るのか?」等の「開発」ではなく「課題解決」をゴールとした考え方へのマインドセットを行ったうえで、目標や課題をディスカッションしながら一緒に考え、運営方針などを盛り込んだLINEBotのプロトタイプ作成までを研修内で行いました。
マインドも、ノウハウも、実際に作った経験までも手に入れ、その日からLINEBotを活用した諸課題の解決にむけて動き出せるようになる研修です。
より効果的な運用方法や技術を身に着けることはもちろん、課題解決や理想の実現に意識を向けて、自分たちで目標を設定し、進むことができる。
受講した方々が、本当にLINEBotを活用した課題解決の実績を作り出せるよう、今回も意識し研修を設計・実行しました。
北海道室蘭市でのLINEBot研修の成果
今回の研修をもとに、室蘭市職員の方がLINEBotをもっといろんな事に使えないか、便利にならないかと考え続けてくださった結果、2021年4月に「室蘭市家庭系ごみ分別案内LINEBot」が市と市民の方々の協業で開発されました!
ゴミの名称を入れたらそれが何に分類されるかを教えてくれる、とても便利な機能を備えています!
他にも、ゴミの収集日を見れたり、回答がまだないものは申請できるようにしてあり、これからも更にブラッシュアップを重ねていく予定です。
まとめ
研修で力を付けた方々が自らの足で動きLINEBot開発プロジェクトを進めることができたのはとても良い成果でした。
これからも今回の「すその方式」のようにシビックテックの輪が広がり、様々な社会の課題を解決できることを目指して取り組んでいきたいと考えております。
2021/5/30 AM10:00より
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